良質な人間関係をつくるために大切な9つのこと
どんなに収入が高くても、お金があるだけでは幸福度は上がりません。
物質的なものは手に入りますが、心が満たされることはないでしょう。
人生を豊かにしてくれるのは、良質な人間関係です。
では、良い人間関係を築くうえで大切なこととは何でしょうか。
今回は、人間関係で大切な9つの要素についてお話します。
目次
- ○ 良質な人間関係をつくるために大切にする9つの要素
- ・1.傾聴する
- ・2.ほめる
- ・3.自分の気持ちを正直につたえる(アサーション)
- ・4.違う意見を尊重する
- ・5.ほど良い距離感
- ・6.親切にする
- ・7.感謝をする
- ・8.勝負の世界で生きない
- ・9.根幹は自分
- ○ まとめ
良質な人間関係をつくるために大切にする9つの要素
質の良い人間関係は、健康や幸福度に大きな影響を与えます。
どんなに収入が高くても、お金があるだけでは幸福度は上がりません。
物質的なものは手に入りますが、心が満たされることはないでしょう。
人生を豊かにしてくれるのは、良質な人間関係です。
では、良い人間関係を築くうえで大切なこととは何でしょうか。
1.傾聴する
傾聴とは、相手の視点に立ち、相手を深く理解しようとして聴く行為です。
相手の考え、感情、行動の理由などを自分の経験などからフィルターをかけて解釈しがちですが、それでは相手を理解することにはなりません。
頭に浮かぶ自分の意見を外し、相手に集中して聴く。評価や判断をしない。
大切なのは共感です。
人は、自分の話を丁寧に聞いてくれた人を好きになり、信頼します。
理解してもらえたと実感できれば、信頼関係を築けるでしょう。
2.ほめる
ほめると言っても、お世辞や社交辞令では意味がありません。
相手をよく観察し、良いところを見つけたら心から思ったことを正直に伝えます。
事実であれば相手は素直に喜び感謝し、相手の自信へとつながるでしょう。
3.自分の気持ちを正直につたえる(アサーション)
「言わなくてもわかってくれる」
「空気を読んで察しているだろう」
日本人にありがちな思考パターンですが、相手がどう感じているかは本当のところはわかりません。
言葉にしなければ伝わらないことや誤解を生むことは往々にして起こります。
トラブルを避けるために言わない選択をすると、ふたをされた感情が蓄積して、自分の本当の気持ちが分からなくなります。
大切なのは
・自分の正直な気持ちを尊重して、きちんと相手に伝える。
・相手のことも尊重し、理解する態度で違う意見を聴く。
お互いを尊重し合い、理解しようとする姿勢が大切なのです
4.違う意見を尊重する
本来人間はみんな違います。
当たり前なのですが、それを意識できている人は少ないように感じます。
3でご紹介したアサーションをして、人と議論が出来ると、違う意見に触れる機会が多くなります。
たくさんの情報や新しい考え方を知ることができるので、互いを刺激しあえます。
ポジティブな体験を通じて充実した時間をともに送り、信頼を築くでしょう。
5.ほど良い距離感
自分の心地いい距離感を侵害してくる人がいれば、警戒心を抱き、不快を感じるでしょう。
仲が良い相手でも一定の距離を保つことは大事ですし、同じ相手でもその時々で必要な距離は変わります。
人間関係でトラブルが起こるのは、距離が近づきすぎていることも一因でしょう。
6.親切にする
親切にする時、見返りを求めないことが重要です。
自分に負担がなく、感謝されなくても気にならないくらいの親切がちょうどいいでしょう。
また、他者貢献の親切をすると脳が活性化され、ストレスも軽減することが分かっています。
7.感謝をする
当たり前だと思うことでも、誰かのお陰で仕事や生活が成り立っています。
普段から細やかな部分で感謝を感じることができると、謙虚になり、周囲にも優しくなれるでしょう。
誰かの親切に触れて
「助かったな」
「ありがたいな」
と感じたら、些細なことでもその気持ちをきちんと言葉に出して相手に伝えることが大切です。
8.勝負の世界で生きない
勝負の世界で生きていると、他人の成功や幸せを喜べません。
嫉妬から歪んだ関りかたをする場合もあるでしょう。
誰かに勝てば誰かに負けます。
良い関係を保ちたい人に対して嫉妬を感じ、素直になれないとき、無意識にその人と比べて争っていませんか。
自己を見つめてみましょう。
9.根幹は自分
人間は、自分が一番大切な生き物です。
自分を大切にすることは、良好な人間関係を築くうえで根幹になる部分です。
死ぬまで関りをもつ人は、自分自身に他なりません。
つまり一番初めに良い関係を築く相手は「自分」です。
自分を大切にできない人は、他の人も大切にできません。
自己肯定感という言葉を耳にしたことはあるでしょう。
自己肯定感が高い人は例え失敗の連続でも、時には人を傷つけてしまっても「それでも自分は大丈夫」と認め、負の部分も受け入れることができます。
自己受容が出来ると、いつまでも負の感情に囚われません。
しっかりと反省して次どうしたらいいのかを考え、行動に移します。
等身大の自分を受け入れ自分を信頼出来ている人は、
・主体的に行動するため、責任転嫁をしない。
・違う考え方を受け入れられる。
・自分の正直な気持ちを認め、表現できる。
お気づきかもしれませんが、人と関わる上で大切な要素は自分自身を認めることから始まります。
一方で自分を好きになれないと感じている人は少なくありません。
先ずは日々、何でもいいので自分の良いところを認め、ほめることから始めてみてくださいね。
まとめ
一緒にいると前向きになれる。新しい体験や発見がある。
良質な人間関係は、人生を豊かにしてくれます。
人間は一人ひとり違うと理解し、その違いを認めてお互いを尊重しあいましょう。
そのために大切なことは、自己を受容し、自己肯定感を高めることです。
そして見返りのない他人への小さな奉仕を積み重ねることで、良い人間関係が自然と生まれ、人生の幸福度が上がるでしょう。
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