母のせいで不幸な私⁉~母を許せないまま幸せになる方法~
「母のせいで私は不幸だ」
そんなあなたが幸せになる方法をお話しします。
母親(父親)との人間関係のトラウマを抱えていると、現在の人間関係もうまくいかなく、人付き合いがつらいと感じていませんか。
親との人間関係が最悪でも、
今の人間関係を楽に豊かにして幸せな人生になる方法があります。
目次
- ○ 人間関係の悩みを根本解決できる方法がある!
- ・お母さんを許せない!
- ・ポジティブシンキングで解決しようとしていませんか?
- ・ポジティブシンキングの限界
- ○ 「あなたは愛の人」であることがバレてしまう!
- ・ずっと人間関係がうまくいかなくて苦しい
- ・やっぱり親子関係の問題が人間関係の土台!?
- ・スッキリしただけでは現実は変わらない
- ・今の自分を深く知るだけでいい
- ・自分が愛の人であったと知る
- ○ 本当の自分に出会い、他者とつながる
- ・許そうとしなくていい
- ・深い癒しがもたらすもの
- ○ 根本解決の方法~ポジティブとネガティブの統合~
人間関係の悩みを根本解決できる方法がある!
あなたはこんな人間関係で悩んでいませんか。
友達がほしいが、できない。
彼女がほしいが、いない。
人と親密な関係がほしいが、長く続かない。
そんな悩みを口にすると、カウンセラーやコーチから、すぐにこう質問されたことはありませんか。
「お母さんとの人間関係はどうでしたか?」
人間関係がうまくいかなと、何でも親との関係のせいにされてしまうことに
もううんざりしているかもしれませんね。
でも、大丈夫!
親と良好な関係になろうとしなくても、あなたの現状の人間関係はうまくいくようになります。
今日は、
「お母さんとの関係を改善しようとしなくても、
本当の自分につながり、他者ともつながって、人間関係が楽になる」という
人間関係の闇を根本解決できる方法についてお話をします。
お母さんを許せない!
あなたは、子供の頃、お母さんから精神的または肉体的暴力を受けてきましたか。
もし、そうだとすると、
「お母さんを許せない」という
お母さんに対する憎しみのような感情がいつも心の底に横たわっているかもしれません。
そういう場合は、
お母さんを憎んでいる苦しさだけでなく、
お母さんを許さない自分を心の中で罰し続けているかもしれません。
愛されていないという爆発するような欠乏感、愛されたいという渇望感が渦を巻いているかもしれません。
でも、
お母さんとの人間関係を変えようとしなくても、
現在の人間関係の悩みを根本解決できます。
ポジティブシンキングで解決しようとしていませんか?
「母を恨み続けている自分をやめたい」
「母を許せたらどんなに楽だろう、でも、できない」
という想いがあると、
親への憎しみを感じていることだけでも重苦しいのに、
その苦しみのもっと奥を見ていくことは恐ろしくて逃げたくなります。
だから、
自分の憎しみを見ようとせずに、
人や自分を許したい、許さなければならないと努力します。
がんばって明るい気持ちで目標にむかって努力し続ければ道は開ける!!
というポジティブシンキングをしようとしていませんか?
ポジティブシンキングの限界
親や自分を許そうとすればするほど、
許せない気持ちが大きくなり、自己嫌悪がもっと大きくなってしまいます。
確かに、現実を作っているのは気分なのだ。だから、「Yes I can!」と強い心ですすんで、それで達成できる目標ならば、おおいにポジティブシンキングで前進すればいいですよね。
しかし、
いくらポジティブシンキングでやってみても、長年うまくいかない人間関係や目標達成には、
別のアプローチが必要になります。
長年続く人間関係の課題を解決する方法は、
実は、自分の中にあるネガティブな感情(怒り・かなしみ・怖れなど)を正しくあつかうことなのです。
ネガティブな感情の奥にある「本当の自分」に気づくだけでいいのです。
ナオちゃんのお母さんとの人間関係の葛藤についての実例でお話しします。
「あなたは愛の人」であることがバレてしまう!
時空統合セッションは、別名「愛の人であることがバレバレになるセッション」と言われています。ナオちゃんのセッションでも、ナオちゃんが愛の人であることがバレバレになってしまいました。
ずっと人間関係がうまくいかなくて苦しい
ナオちゃんは深い孤独感を持ち続けてきた。
仕事でもプライベートでも親密な関係を人と築くことができませんでした。夢に向かっていきたいのだけれど、なかなかうまくいきませんでした。いつも、重苦しい気持ちで「人から大切に扱われない」自分を感じていました。
継続セッションを始めたころから、ナオちゃんの人間関係がうまくいかない原因はお母さんとの関係にあることは分かっていました。
やっぱり親子関係の問題が人間関係の土台!?
子どもの頃の親との人間関係は、それ以降の人間関係のあり方の基本パターンとなります。だから、現在の人間関係の問題の原因は何か⁉と探すなら、ほとんどの場合、親(特に母親)との人間関係の問題を思い浮かべることになります。
しかし、原因がそうだとしても、その原因を取り除くことは不可能です。もうすでにずいぶん前に起こってしまったことを、なかったことにはできません。
でも、セッションでは、原因を見つけてそれを解決しようとはしません。
親との問題を問題として抱えている今の自分、これからも抱え続けたい未来の自分を見ていきます。
だから、セッションの中で、ナオちゃんのお母さんに対する複雑な想いを掘り下げることはなかなかできませんでしたが、ナオちゃんの現在の感情感覚を丁寧に見ていくだけで、問題が解決したのです。
スッキリしただけでは現実は変わらない
最初の頃のセッションでは、ナオちゃんはいつも「元気に頑張る!」という気持ちになって、気分が軽くなってスッキリして終わりました。でも、いくら気持ちがスッキリしても、それでは現実は何も変わりませんでした。
自分で自分の心の深層に降りていくとはどういうことなのかが、ナオちゃんにはイマイチつかめなかったのです。
これまでさまざまのカウンセリングやコーチングを受けてきたナオちゃんにとって、ポジティブな方向に自分を持っていき、明るい気持ちになって終わることが、セッションの最大の効果だったので、自分を深くとらえ本当の自分につながるということがどういうことか、しばらくは、見当がつかなかったです。
しかし、とうとう、突破できました。
今の自分を深く知るだけでいい
ナオちゃんは自分がどんなに母を憎んでいたか。自分では見たくないほど、母に対して憎悪を感じている今の自分を知りました。
どんなに憎んでいるかというと、「母は、私が不幸になることを願っている」と信じているほど、憎んでいたのです。
さらに、「母が私の不幸を願っているから、私は、母の願い通り不幸になってあげている」ことに、気づきました。
「母は、私の不幸を願っているから、私が不幸でないと、母がかわいそう」
とも、ナオちゃんは言いました。
自分が愛の人であったと知る
ナオちゃんは、自分が「お母さんがかわいそうだから、不幸になってあげている」ことに、生まれて初めて気づきました。
誰かのことを、長年にわたって、こんなにも「かわいそう」と思えるのはなぜでしょう。
「かわいそう」という気持ちから、自分の人生のあり方を決めている。ナオちゃんは、それほど大きな愛をもっている。
お母さんを憎んでいたのではなく、憎み続けていると思っていたその奥で、激しく強く、お母さんを愛し続けていたのです。
本当の自分に出会い、他者とつながる
許そうとしなくていい
ナオちゃんは、今でもやっぱりお母さんに対する怒りを感じていることでしょう。
母を許せなくてもいいのです。母を許せない自分でいいのです。でも、その憎しみや怒りが、母に対する愛と表裏一体であったことを知りました。
ナオちゃんは、母がどんな母であっても、自分は母を愛している子どもであることを知りました。そうしたら、母を憎んでいる自分でいいと思えました。それは、母を憎んでいる自分を許している自分になっていたのです。許そうとしても許せなかったのに、自分の心の奥の本当の自分に出会ったら、許している自分になっていたのです。
深い癒しがもたらすもの
自分が誰かをこんなにも愛している。無私の愛、無償の愛、自分を犠牲にしていたほどの愛。
それほどの深い愛に生きていた自分を知ることは、深い癒しとなります。
ネガティブな感情(怒り・かなしみ・怖れなど)を感じている自分でいい、と深く分かると、不思議なことですが、それらのネガティブな感情は薄くなるか全く消えてしまいます。
根本解決の方法~ポジティブとネガティブの統合~
ポジティブな感情は必ず、同じ大きさのネガティブな感情を含み持ちます。ネガティブな感情も必ず、同じ大きさのポジティブな感情に支えられている、と私は考えています。
重く苦しい心の問題を解決するためには、ポジティブもネガティブも大切に扱う必要があります。ポジティブシンキングでは解決できない問題は、ネガティブな感情の奥の奥にある「光」を見出すことで、自分の常識がひっくり返されるような視点から、解決されます。
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